【幸せになるための鍵とは?】四万十田舎ぐらし のびのび子育て⑤ | 魅力的な移住者に聞きました「高知のいい移住」

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2023.03.12

【幸せになるための鍵とは?】四万十田舎ぐらし のびのび子育て⑤

移住してきた時、上の子が1歳。下の子はこちらで妊娠しました。

うちの近くの園は2歳半から入園できる少人数の保育園で(待機児童なんて勿論なし)
年代を超えてみんなで遊ぶことが多く、
お兄ちゃんやお姉ちゃんの真似をしてトイレに行くので、
入園2日目でオムツが外れました。

小学校は複式学級で
集団登校で山を越えての通学です。
そんなところで子育て、寂しくないの?
実家神戸の母は心配していました。






慣れない土地で
友達も家族も親戚もいない四万十川の支流暮らし。
不安がないというと嘘になりますが、
とにかく移住のいちばんの理由である娘のアトピーの症状が改善され、
笑顔が増えたことが何よりでした。
幸いにも、移住後に妊娠した第二子の息子はアトピー性皮膚炎はなし。


水?
食べ物?
母親である私のマインド?


理由は分かりません…。


田舎暮らしと言うと、のんびりした暮らしを思い浮かべるかもしれませんが、
子育てはどこにいても忙しいものです。
ただ、自然が遊び場なので公園デビューなんてこともないし、
余計なことへの時間に終われることなく、
子どもとのびのびとした日常生活を過ごせる環境はありがたいものでした。


近所の子どもたちも学校から帰宅後、我が家に遊びに来て、
喧嘩をしたり、大笑いしたり、
お兄ちゃんお姉ちゃんにひっつきまわって過ごす毎日。
補助輪なしで自転車に乗れるようになったのもみんなのおかげです。
もちろん、私も子どもたちと一緒にくたくたになるまで練習に付き合いました。

また、夏には目の前の清流でみんなと一緒に泳いだり、岩からダイブしたり。
学校行事のキャンプも全家庭の両親と先生も参加し、
学校の前の河原でバーベキュー。
蔦でターザンごっこ。
楽しかったなあ。
夏休みには、先生も親も子もみんなで小学校の体育館に宿泊したこともありました。
おかげでこの地区の子どもたちは小さな小学校にもかかわらず、
幡多郡内の水泳記録会では上位を独占していたんですよ!


他にも地域の田んぼを子どもたちの為に貸していただき
手植えで田植えや収穫をし、米作りの苦労を味わう体験も!

12月には地域のおじいちゃんおばあちゃんたちと一緒に
みんなでお餅つきをしました。
そして、地域の全戸に子どもたちのメッセージを添えて
お餅を配って挨拶に伺っていました。

核家族の我が家でしたが、地域のみんなが子どもの名前も知っていて、
気軽に声をかけてくれたり、
危ないことをしていたら叱ってくれたりする
理想的な子育てができる場所が
ここにあったのです。

見たことない不審な車にも目を光らせてくれ、山通学だけど、安心安全な通学路でした。
(不審な車は我が家の友人の車でした。😁)

そんな小さな学校生活は2005年に市町村合併して7年後、
少子化を理由に村内の6つの学校が統合しました。
山を超えての集団登校もバス通学に変わり、
小学校の形態も変わってしまい、一抹の寂しさも、、、、。

複式学級で小さな学校。
分かるまで先生が教えてくれるので、学力面の心配もなく、
地域の方も見守ってくださり、人間力がついて
物怖じせず人と会話や発表ができる、みんなすてきな子ばかりでした。

もちろん、いじめなんてないだろうし、
(喧嘩はしょっちゅう。でも時間が経てば謝って仲直りもできます。)
私の経験から言えば、小さな学校はおすすめです。

10年も前のことなのに、あの頃のことを思い浮かべるだけで笑顔がこぼれます。

妊娠出産子育てを考えると
主に経済的理由のため不安が多かった子育てが
学校や地域のおかげで
むしろ安心やありがたさを感じられる子育て思考に変化していきました。



みんなで子育て。
ありがたい環境で大きくなれました。

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