災害時に発達障害の子どもとの避難 | 《アンバサダー》森下しのぶ

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2024.01.06

災害時に発達障害の子どもとの避難

今年もスタートしました。とても辛いニュースが続いています。本当にお辛いと思います…。今一度、災害時について息子と話し合いをしました。南海地震も心配です。私は1人なので、私が何かの時、息子の判断になります。



特に次男は特性上、場にふさわしく無いハイテンションや悪ふざけをする事があります。これは、環境変化が原因だったり、感情が不安定だったり。試し行動の場合もあります。1人1人症状は違います。ですが、どんなかたも災害時は不安です。大人でも辛いです。

現場で動かれる保健師さんや看護師さんも災害時は同じ被災者です。
その中でも、対応に悩む場面もあるかもしれません。
発達障害があるかたの対応をまとめてみました。1人1人困り感や対応は違いますが、発達障害ある、無し関わらず具体的に、視覚的な対応をすると伝わりやすいです。


①避難が必要か判断が難しい場合がある

※具体的に、目を見て、手を振り、ゆっくり伝えます。

声、指示が入らない、急ぐ場合はカートに乗せたり、抱っこ出来れば抱っこして急ぎます!

⚠⚠緊急時は簡潔に!目線を外さず、表情を変えず、大きく口を開け伝えます、逃げます!

②コミュニケーションが苦手

※具体的に予定や、トイレの場所を紙に書いて伝えます。
「いつもと違う」が苦手ですので、書いて具体的に伝えます。
※否定しない伝え方をします。
例 走らない!⇒☓ 歩きます⇒◯


⚠⚠緊急時は急いで逃げます⚠⚠

避難場所、体育館等あまり走らないで欲しい場合は、具体的に「1、2、3…の早さで歩きます」とか、声の大きさなら「1の大きさで話そうね」と見本を見せながら伝えると、良い場合があります。
その時は抱っこしたり、背中や頭をなでなでしながら優しい声で安心させながら伝えます。


③初めての場所や人に慣れない

❁パテーションやダンボールで視界を区切ったり、壁側や角へ移動したり配慮が必要な場合もあり、対応が可能ならそうする事で落ち着ける場合もあります。(特性や対応はそれぞれ違う場合もあります)

④感覚の感じ方が苦手

※静かな場合も静かな音が苦手な場合も
安心出来るグッズがあれば良いです。
※静かにして欲しい場合、大声より近くで小さい声で具体的に背中をとんとん…しながら、安心させながら、目を見てゆっくり伝えます。


避難時の荷物(⚠緊急時はまず何より先に逃げます⚠)
我が家の荷物です



枕元にスニーカー👟荷物母用、息子用、抱っこ紐があります。揺れがおさまれば、靴を履きます。潰したダンボールも用意しています。ガラス破片で歩けない場合に使います。


リュックの中身はこちら⬇



🟥赤いのは、ヘルプマークです。高齢者や妊婦さん、障害のあるかた、発達障害のかた等
後ろ側に連絡先や特性、対応を書いてる方もいます!各市町村の福祉課で無料で貰えます。


オムツ、生理用品、アルコール、身体拭き、ティッシュ、マスク
※精神薬等は避難場所に無い為、あらかじめリュックに予備を入れています。(発達障害対応の息子のお薬)
⚠数日服用しない場合、パニックや症状が更に出てしまう場合もあります。



その他に懐中電灯、電池予備
抱っこ紐
透明のビニール袋紐付き⬆は園で作りました。

緊急連絡先
アレルギーや症状、身体の事を書いた紙を見えるように入れておきます。

避難場所で迷子にならない対策にもなります!


予備の用紙やマジック、テープを入れておくのも良いかもしれません✎

他にもアルミシートや乾パン…
安心出来るような好きなお菓子もあると良いかもしれません。



ヘルプマークも受け取る気持ち、感じ方は人それぞれですが、私は長男を遠方に送る時
次男を連れて大変でした。その時に若い方が3人が近くで座れるように声をかけて下さいました。本当に有り難かったです。


災害はいつ何処で起きるか分かりません。
今こうして居られるのが素晴らい事なんだな…。と感じました。

今一度我が家もしっかり振り返りをしました。


 

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