「ペット防災」ってなんだろうかー2ndステージ:対策を練ろうー | ペット防災〜高知・南海トラフ地震にペットも備えよう〜

ペットも大事な家族の一員!災害時に慌てないために

ペット防災〜高知・南海トラフ地震にペットも備えよう〜

2023.05.09

「ペット防災」ってなんだろうかー2ndステージ:対策を練ろうー

ペット防災。あまり耳にしない言葉かもしれません。
けれど、ペットと共に暮らしている方には、ハッとしたり、ドキッとする言葉かもしれません。



災害に関するニュースや、テレビの特集を見ると「考えねば」と一瞬思うあなたは、とっても素晴らしい!

けれど、具体的にどうしたらいいのかがわからなかったり、情報を集めて準備するけれど、そのあと日常を過ごすと危機感が薄れていくこと、ありますよね。だからこそ、このペット防災は、その「日常」にまぜることが大事だったりします。

はじめはちょっと面倒なところもありますが、例えばそうですね…歯みがきと似た感じになるイメージです。特に考えずとも、食べた後には歯を磨く。こんなふうになればこっちのもの。こんなふうに防災が日常とつながることが理想です。



●「防災」で大事なこと2つ

この部分、前回も書いており、ちょっとしつこいかもですが、すっごい大事なことなので毎回書きます。

「防災」に大事なことは、大きく2つ。
 


1:まずは自分が生き残る

2:災害時どうするかを前もって考え、実際にやっていく

 


前回は、1stステージ「想像することの大切さ」をお伝えしました。
あなたとペットが、日々を健やかに過ごせますように。




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●まずは思い出してみてください


ちょっと、深呼吸。

あなたが今までに遭遇した、大きな地震。そのときあなたは、

・どこにいて
・だれといて
・自分がどうなった

でしょうか。




<思い出してみよう!>




ふむ。
ちょっとおもいだすのに疲れたようであれば、いったん休憩してくださいね。
鼻から吸って~はいて~~~リラックス~~~~

そのとき家にいましたか? 仕事場でしたか? 外出中でしたか?


そう、思い出してみてビックリされるかもしれませんが、災害時に家にいるとは限らないのです。その時、共に暮らすご家族やペットたちとは、どのように連絡を取りますか。ペットたちはどなたがどのようにお世話するのでしょうか。



まだまだ考えます


よく言われる「非常持ち出しバック」。その中身は、こういうものを準備したらいいよという基本のセットがあります。

非常用品(備蓄品・非常持ち出し品)の準備 | 消防防災博物館

3日分の食事、1日3リットルの飲料水、携帯ラジオ…などなど。

もちろん、その基本セットはある方がいいのですが、それぞれのご家庭に合った中身にセットし、そのお宅仕様にすることが大事です。


たとえばのその1
「キャリーバッグに入ったことがない/入ることが苦手なペット」





たとえばのその2
「足腰がよわい老犬」



このたとえば2つを見ていただいても、避難所に連れて行ったり、いわゆる「非常持ち出しバック」だけで足りるでしょうか。

このようなことを考えられるのは、日常を過ごせている「今」のタイミングなのです。

というのも、災害時はヒトの命の選択をするような決断すら起きており、正直なところペットのことを口に出すことも難しい状態と、想像できます。



●そもそも、「避難」は避難所へいくことだけではない

「避難」は安全な場所へ移動することです。自宅が安全なのであれば、避難所へ移動する必要はないんです。

つまりあなたは「避難所へ行かない」選択もできる。また、そのための準備も事前からできる。対策を練ることができるんですね。



対策を練るサポートツール

前回、想像することの大切さをお伝えしました。それら踏まえ、2つのツールをご紹介します。

1)マイタイムライン作成

まずは、あなたが住む地域の災害時の状況を調べ、あなたのご家族仕様のマイタイムラインを作成しましょう。

(これは土佐市のフォーマットです 
マイ・タイムライン(避難行動計画)を作成してみましょう|土佐市


といっても、これけっこう大変なことですよね。ご覧いただくと、じわっと伝わるかと思います。
ペットに関しては、結局なにを事前に調べたらよいかわからない、かもしれませんね。
さきほどもお伝えしたように、マイタイムライン作成はけっこう難しいことなので「こんなの私にはできないかも~」と思われたとしたら、「はい、その通りかもしれないです」とお答えします。できるところからひとつずつ、やっていきましょ~!


2)ひととペットの防災手帳「マイタイムライン」

動物支援ナースが提供する防災手帳。




マイタイムライン作成、なんとなくイメージできますでしょうか。

ひととペットの防災手帳「マイタイムライン」では、写真を貼ったり、プロフィールや予防を書きます。ペットは自己紹介ができないからです。できた防災手帳をコピーして、ケージやキャリーバッグの近くに置くと、他の方に「この子がどういう子なのか」伝わりやすいかと思います。


「一緒に書き込む!ひととペットの防災手帳セミナー」
2023年5月17日(水)20:30~
ひととペットの防災手帳「マイタイムライン」書き方セミナーを開催します。
申込は10日(木)まで。
申込いただくと、この防災手帳が届きます。
「by多頭飼育者向け」とありますが、ペット1匹と暮らしている方でももちろんOKです。
詳しくはこちら


このような準備を前もってできるのは、共に暮らすあなたとご家族だけ。対策を練ることは、事前にできる「防災」なのです。



以上、「ペット防災」ってなんだろうかー2ndステージ:対策を練ろうーでした。

またお目にかかりましょう!
 

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