2022.08.24
現役ママのライターに聞く~懸賞作文の書き方とコツ...
こんにちは!ぐるっとママ懸賞作文運営事務局・ぐるっとママ高知からです。
2022年8月22日(月)の10:00から、懸賞作文について、インスタでライブを開催しました!
ゲストは現役ママでライターの鎌上織愛さん。
さっそく懸賞作文に応募してくれたそうです。
文章のプロに、作文の書き方やコツを教えていただきました。
作文が苦手な方、書きたいけど何から書いたらいいのかわからない方にとって大きなヒントになること間違いなしです!
「私の出産~懸賞作文の書き方とコツ~」
高濱:ぐるっとママ懸賞作文を応募しようと思われたきっかけを教えてください。
鎌上:娘がまだ5歳なんですが、産まれた時どうだったの?とよく聞かれるんです。言葉では伝えてきてるんですが、伝えきれないくらい色んな事があって……妊娠が分かって産まれるまで計算したらちょうど250日間。その間、振り返っても振り返っても結構つらかったことばかりでした。
でも、ただ単に辛くて大変だったことだけを伝えるのは嫌だな、と思っていました。
言葉で娘に伝えても、なかなかうまく伝えられない気がしたので、1回ちゃんと自分の中の気持ちをアウトプットして、言語化したいなという気持ちはずっとあったんです。
言語化する仕事をしているゆえに、個人的な言語化は後回しになっちゃうんですよね(笑)
ちょうどいい課題を与えていただいて感謝です。
高濱:懸賞作文はお子さんへ伝えるきっかけにしていただけたら、というのは目的の一つにあったので、まさに利用していただいて、ありがとうございます。
実際に書いてみて、ライターさん的に1,000~1,600文字という文字数はいかがでしたか?
鎌上:ライターとして1,600文字は短い方です。
ふだん文章を書かない人にとっては、うわっ多いな!って感じるかもしれませんが、案外書き始めるとすぐに越えちゃうと思います。
私も250日の間に起こったすべて書こうと思うと平気で5,000文字を越える超大作になっちゃいます(笑)
今日は書き慣れない方のために、作文の書き方をピックアップしてきたので、こっそりお伝えしますね。
高濱:ありがとうございます!!
鎌上:まず最初に決めるのは、ターゲット。誰に向けて書くのか、を決めます。私は今回、娘に書くと決めました。ここを決めると、書いていても内容がぶれないんです。
伝えたい人をお子さんにするのか、旦那さんにするのか、両親か、あるいはもう審査員の人にするのか(笑)そこをまず決めます。
高濱:なるほど。今回は「~母から子へ伝えたい言葉~」なので、お子さんをターゲットに決めるとわかりやすいですね。
鎌上:次に、言いたいことを箇条書きにします。その中で優先順位を整理して、一番伝えたいことを決めます。
高濱:箇条書きは何個くらい出しますか?
鎌上:5個くらいでしょうか。1つのセンテンスに対して200文字くらいになると思うので、書きたい箇所は500文字とか多めに書くといいですね。
高濱:書いている時につまづいた時のコツってありますか?
鎌上:書いている時に何が言いたいのか分からなくなった時は、ターゲットをまず思い出しましょう。
あと、読んでいてわかりにくい文章はほとんど一文が長いんです。一文は40~60文字くらいにすると読みやすいです。
文章が1,600文字に収まらない時は、接続詞を削ります。
「そして」「そうすることで」「そこで」などはなくても案外通じます。
逆接の「しかし」「でも」とかは削ると意味が変わるので、気をつけてください。
みなさん最初からちゃんと書き始めるかと思うんですが、書き出しが一番大変なので、思い浮かんだところから書いていいです。私も今回、途中から書きました。書きやすいところから書いてください。
高濱:確かに書きたいところだけ書きたいですよね(笑)
鎌上:そう、それでいいんですよ!
ライター講座でよく聞かれる2つの質問があります。
1つ目は、「正しい日本語がわからないんですができますか?」
できます!と声を大にして言います。
正しいか正しくないかは二の次で、伝えたい想いがあれば、大丈夫です。
2つ目が「語彙力を身につけるにはどうしたらいいですか?」
言葉って色と似ていると思っていて、色は赤青黄色の3色あればどんな色でも表現できますよね。
言葉も喜怒哀楽のどの感情を伝えたいかわかっていれば、あとは類語を検索して一番当てはまる言葉を探せばいいんです。
高濱:すごい! 具体的な方法をありがとうございます! かなり作文を書くハードルが下がったと思います。
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