子どもの虫歯を防ごう! 歯医者が伝えたい最新の虫歯予防方法 | 《特集》子どもの歯と口の健康

虫歯予防の最新情報をチェック!

《特集》子どもの歯と口の健康

2023.06.04

子どもの虫歯を防ごう! 歯医者が伝えたい最新の虫歯予防方法

「子どものむし歯ってできるだけ防ぎたい」
誰しもの親が感じることです。

むし歯(う蝕)予防についての最新の方法が日本口腔衛生学会などから発表されました。



●むし歯の原因
むし歯を予防するにはまず、原因を知っておきましょう。

むし歯の発生の原因
・歯の質
・歯垢
・しょ糖などの砂糖
・時間

むし歯の発生の原因への対策
・「歯の質」への対策…フッ素入りの歯磨剤&フッ素塗布
・「歯垢」への対策…ブラッシング&専門的に除去
・「しょ糖などの砂糖」への対策…食生活の改善
・「時間」への対策…ほかの3つの時間をコントロール(だらだらと食べない)


ここでは特に「歯の質」への対策として、フッ素の利用を詳しくみていきましょう。


●フッ素の働き
フッ素には大きく3つの働きがあります。

1)歯の質を強化
 フッ素が歯に取り込まれ、虫歯に強い(溶けにくい)歯を作ります。

2)再石灰化で初期むし歯を修復
 自然治癒が可能な初期の虫歯では、治癒を助けることができます。

3)虫歯の原因菌の活動を抑制
 フッ素が歯垢(プラーク)に入り、歯を溶かす酸が作られるのをおさえます。


●フッ素を取り入れる方法は大きくわけて3つ!

①フッ素洗口
②フッ素入り歯磨き剤
③フッ素塗布

このうち、ご家庭で行えるのは、①フッ素洗口と、②フッ素入り歯磨剤を用いて歯磨きすることです。

③フッ素塗布は、医療機関でのみ取り扱える高濃度のフッ素を使用しますので、歯科で相談してみてください。

フッ素り歯磨剤とは、歯磨剤に「フッ素配合」「〇〇〇ppmF」「〇〇〇ppm」「フッ化ナトリウム」などの表記があるか確認してみてください。



上記は「日本小児歯科学会」などから普及を推奨されている資料です。<引用元はこちら>


★歯が生えはじめたら
ガーゼなどで口を触る事の練習をはじめる
歯ブラシに慣れてきたら仕上げ磨きを開始する
フッ化物配合歯磨剤を使用した歯磨きを、就寝前を含め一日二回
歯磨き後はゆすがなくてかまいません。

★3~5歳
フッ化物配合歯磨剤を使用した歯磨きを、就寝前を含め一日二回
歯磨き後は軽く吐き出す程度で良い

★6歳~成人
フッ化物配合歯磨剤を使用した歯磨きを、就寝前を含め一日二回
歯磨き後は軽く吐き出す程度で良い

まとめると
朝・晩など、就寝前を含め一日二回、フッ素入り歯磨剤を使用して磨くだけ
ポイントは最後にゆすがず、口腔内にフッ素を留めるようにすること
汚染が強くゆすぎたい場合は、少量の水で一回ゆすぐ程度に留めましょう。

フッ化物配合歯磨剤の種類は多岐にわたります。
味も形状も様々。(一般的なクリームタイプ、ジェルタイプ、泡タイプ)
お子さまが気に入るものが見つかるといいですね。

わが家の子供に人気だったのは、ライオンのチェックアップ フォーム(泡状タイプ)
味もほんのり甘いのと、泡なのを子供が面白がってくれました。
他にもおいしい味のジェルタイプ歯磨剤はたくさんありますので、楽しみながら選んでみてもいいかもしれませんね。
 

COMMENTコメント

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してぐるっとママ高知は一切の責任を負いません

CALENDARカレンダー

  • 2024年05月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

CATEGORY記事カテゴリ

NEW新着記事