村松真佐美さん 103 [私の出産] | 第2回ぐるっとママ懸賞作文

「私の出産」~母から子へ伝えたい言葉~

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村松真佐美さん 103 [私の出産]

真虎へ
真虎が繋いだ奇跡のご縁
 

 
真虎へ

 2月11日は建国記念の日で日本の国ができた特別な日だけど、2023年からはお母さんにとってもっと特別な日になったよ。真虎が私たちの元に来てくれて、お母さんの世界が大きく変わったの。こんなにも愛しいと思える存在に出逢えて、今まで見ていた景色がもっと輝いて見えて、世界はとっても優しいって知ったよ。そして、真虎の存在がたくさんのご縁をより強いものに結んでくれたの。あなたは私たちにとって奇跡です。
 真虎のことは、真虎がお母さんのお腹に来る前から、お父さんとずっと話をしていたんだよ。「僕が憧れている虎のように強くて凛々しい男の子が、寅年に生まれたらいいね。」
「お母さんの名前を一字とって”真虎”って名前はどうだろう?」
 最初はお母さんも、おじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、ご近所さんも「変わった名前ね。」って、少しビックリしたんだけど、「真虎、まとら、マトラ」って声にすると、「響きが良くて、すぐ覚えてくれる。いい名前だね。」って名前が先に決まったの。今では皆「真虎」ってすぐ覚えて愛情たっぷりに呼んでくれるよ。お母さんが話しかけている言葉で多いのも「真虎」だね。
 真虎がお腹に来た時に、初めてみたエコーでのお腹の動画では、まだ人の形をする前だけど、一生懸命に心臓を動かしている姿に感動して、「真虎がここにいるんだ。」って凄い嬉しくて涙が出ました。お母さんになって、お母さんのお母さんから受けてきた愛情を真虎に注ぐんだって、思えた幸せなを感じたあの日のことはずっと忘れない。
 おじいちゃんとおばあちゃんにとっては、諦めていた孫がやってきてくれたって、とっても喜んだんだよ。東京からとっても遠い高知県土佐清水市まで、42年ぶりに飛行機に乗って、真虎に会いに来たんだよ。おじいちゃんはずっと可愛いと言って、2日日間の滞在中抱っこをずっとしていたよ。おばあちゃんは1ヶ月間一緒に暮らして、真虎のおむつ変えたり、抱っこして寝かしつけてくれたりを嬉しそうにしていたよ。おじさんは来なかったけど、真虎の誕生のことを誰よりも喜んでいたよ。真虎のおかげで、お母さんとお母さんの家族と話すことが増えたし、家族の絆が強くなったよ。おじいちゃんおばあちゃんが新しいことに挑戦するようになったよ。機械音痴で新しいことが苦手なおじいちゃんが、真虎の写真を見たりテレビ電話するためにLINEを使えるようになったり、出不精だったおばあちゃんが毎年高知へ遊びに来るって言ってたり。真虎が大人たちをたくさん変えたんだよ。
 お母さんとお父さんにとって高知県土佐清水市は移住した土地だけど、真虎の誕生でご近所さんや地域の人にたくさん声をかけられるようになって、地域の人たちが私たちを見守ってくださっているんだって知ったの。「真虎は寝てるかよ。」「真虎は育ってるかえ。」「真虎は可愛いな。」「大事に育ててやっちゃりよ。」って、真虎のことをずっと見守ってくれるんだなと思うと、もっと土佐清水市が好きになったよ。
 この土佐清水市で家族になれた奇跡のご縁をつくってくれてありがとう。真虎の存在は皆に大きな愛と希望をくれたよ。どうか皆からの愛を受けて幸せな人生をこれからも歩んでね。愛してるよ。


 
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